SharePoint Framework(略称は、SPFx)はモダンUIに対応する新しい開発手法です。モダンUIでは従来、スクリプトエディタWebパーツや コンテンツ エディタWebパーツを使った手軽なJavaScriptベースの開発が行われてきましたが、この難点はサイト管理者が 把握できないスクリプトが乱立することにあり、管理者を悩ませる原因となっていました。しかし、モダンUIではこうした Webパーツは利用できなくなり、その代り SharePoint Frameworkを使った開発のみがサポートされています。 SharePoint Framework は JavaScriptベースの開発フレームワークです。この仕組みの 導入により、管理者がスクリプトを把握できるようになり、アプリのライフサイクルも含めた管理が可能になりました。 SharePoint Frameworkを利用することで独自のWebパーツ開発が可能です。また、SharePoint Framework Extensions を利用することでコマンドバーのカスタマイズやページへのカスタムスクリプトの埋め込み、カスタムのフルページなども 開発できるようになりました。さらにSharePoint Frameworkでのカスタマイズは Microsoft Teams 内でも利用できます。
本研修では SharePoint Framework および SharePoint Framework Extensions の基本的な開発手法を体系立てて学習します。 SharePoint Framework はオープンソースを利用した開発が可能ですが、SharePoint に携わる開発エンジニアの多くが、こうした オープンソースの技術になじみがないのが現状です。そのため、関連技術として TypeScript や SaSS の基礎にも触れ、 網羅的に開発方法を学習していきます。なお、コードエディタとしては Visual Studio Code を用います。
弊社で用意する Office 365 環境を利用し実機演習も行います。
2019年2月に目次を更新しました。 ※新機能の登場などにより、内容の一部は予告なく変更することもあります。あらかじめご了承ください。