多くのユーザーがオンプレミス(社内設置型)の SharePoint サーバーをファイル共有のために使用しています。ただ、使い勝手がファイルサーバーと似ているためにファイルサーバーと同じような使い勝手を求めてしまい、SharePoint を使うメリットを十分に生かしきれないことも多くあります。
この研修ではファイル共有・ドキュメント管理にのみ特化し、"ファイルの蓄積", "表示・検索" の2つを中心にSharePoint上でのファイル共有・管理について学習します。
検索機能の簡単なカスタマイズ方法についても説明します。
書籍「ひと目でわかるSharePoint Server 2016」または「ひと目でわかるSharePoint Server 2013」および弊社オリジナル研修である「Microsoft SharePoint サイト管理基礎」コースでは扱いきれない機能も踏まえ、一歩踏み込んだ使い方を実機演習で体験しながら、お客様環境にあったファイル共有を考えるワークショップ研修です。標準機能を利用する上での限界がどこなのか、また運用管理についての考察も交えて解説し質疑応答を行います。
対象者 |
SharePointサイトを使ったファイル管理機能を網羅的に把握したい方。 |
対象製品 |
- Microsoft SharePoint Server 2019
- Microsoft SharePoint Server 2016
- Microsoft SharePoint Server 2013
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前提条件 |
弊社オリジナル コースである「Microsoft SharePoint サイト管理基礎」をご受講済みか同等のスキルをお持ちの方が望ましい。 |
実施日数の目安 |
1 日間 |
1日当たりの
実施時間 |
10:00 AM-17:00 PM (標準 6 時間) |
提供形態 |
ハンズオン(実機演習)形式でのご提供です。 |
一社向け研修 |
定員 : 10名様まで
講師派遣費 : ¥250,000 〜 (税別) ※1日分
※金額は、講師派遣費用のみであり、レンタル マシンおよびテキスト代等は含んでおりません。詳細についてはお問い合わせください。
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オープンコース |
定員 : 4名様まで
参加費 : 65,000円(税別 1名様あたり)
※レンタル マシン、テキスト代を含みます。
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備考 |
一社向け研修、カスタマイズ研修のご依頼やオープンコースの開催日程については、直接お問い合わせください。 |
目次 |
テキストの目次は次の通りです。
- ファイル共有の基本的な考え方
- ドキュメント管理の基礎
- 記録文書と一般文書
- e-文書法
- SharePoint標準のドキュメント管理機能の全体像
- ドキュメント管理のライフサイクル
- ドキュメント管理の計画
- 既存システムでのファイルのストア先
- ファイル共有と発見
- SharePoint サイト設計の考察
- ファイルを整理整頓する
- 保管・保存する
- ファイリングの基本
- SharePoint上での管理先を考える
- 分類する
- 物理的な仕分け
- メタデータによる仕分け
- SharePointのドキュメント管理の補助機能
- 利用計画
- コンプライアンス/セキュリティを考慮する
- 電子情報開示およびその他のコンプライアンス対応機能
- 電子情報開示(e-Discovery)
- DLP(データ損失防止)機能
- レコード宣言
- Rights Management
- Rights Management 機能の概要
- Office 365 と Rights Management
- ドキュメントからの個人情報削除
- ファイルを発見する
- ユーザーが自らドキュメントを探す
- ツールを使い分けてドキュメント情報を受け取る
演習内容は次の通りです。
- メタデータによる仕分け
- コンテンツ タイプの利用
- ドキュメントの転送(サイト内)-ドキュメントの整理
- ドキュメントの転送(サイト間) -ドキュメントを長期保存用のサイトに移す
- ドキュメント セットの利用
- ユーザーが意識せずにプロパティを設定できるよう支援する
- 列の既定値の利用
- Wordファイルの利用
- Excelファイルの利用
- Excel を活用したナビゲーション管理
- 目的のドキュメントを見つけやすくするための簡易検索ページ作成
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2016年12月16日更新
※内容については予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。 |